胃がんリスクは血液検査でも分かる?!ABC検診と呼ばれる胃検診でリスクチェック!

      2017/03/23

こんにちは、teruraです。

胃の検査というと、胃カメラやバリウム検査を思い浮かべますが、血液検査でも胃がんの
危険度(リスクの高さ)がわかるんです。
胃がんそのものを発見する検査ではありませんが、危険度を知りその結果、
必要に応じて胃の精密検査へと移行するといった血液検査です。
最近では企業検診などにおいて実施する事業所も増えてきています。

自覚症状がないのにやる必要はあるの?

近頃では、胃カメラ検査も口からだけではなく鼻からの鼻腔内視鏡検査や鎮静剤を
使用した内視鏡などもあり、以前よりかは苦痛が少なく受けられるようになりました。
しかし、全く苦痛がなくなったわけではありません。

正直な話し自覚症状がないなかで、健康診断を受けるのはちょっと面倒くさいですよね。
ましてや、胃の検査となるとバリウムを飲む胃透視検査や胃カメラ検査など前日の食事の制限や
検査当日の苦痛などデメリットばかりが頭に思い浮かびます。
しかしながら、面倒だからこそきちんと実施し、手遅れにならないよう逆に積極的に
行いたい検査の1つです。ドクターとカルテ

胃がんの危険度が血液検査で分かるの?

症状がないのに健康診断で胃カメラはちょっと・・・・という方には血液検査でできる
ABC検診という胃の検査があるのをご存知ですか?

この検査は、胃がんのリスクを判定することによりハイリスクの診断となった場合に消化器の
専門医への受診を促す検査となっています。

血液検査で胃がんが分かるってどんな検査?

ピロリ菌という菌が胃がんの危険因子だということは今やひろく言われておりますが、
このピロリ菌の有無と胃粘膜の萎縮の程度により胃がん発生率を数値化しています。

ピロリ菌 ペプシノーゲン値 リスク 胃がん発生頻度
A群 陰性 陰性 低い ほぼ0
B群 陽性 陰性 やや高い 1000人に1人
C群 陽性 陽性 高い 400人に1人
D群 陰性 陽性 極めて高い 80人に1人

 

検査の結果、4つのタイプでリスクチェック!

数年前よりピロリ菌という菌が胃潰瘍や胃がんへと結びつくといわれておりますが、ピロリ菌の有無と
胃粘膜の萎縮程度の2つの結果をA群からD群の4つのタイプにわけて示します。

A群:ピロリ菌、ペプシノーゲン値ともに陰性で、胃がんになる危険性は低いと思われます。

B群:ピロリ菌が陽性でペプシノーゲン値が陰性
胃がんの発症するリスクはやや高く、精密検査が必要なレベルです。
ピロリ菌は除菌しましょう。

C群:ピロリ菌が陽性でペプシノーゲン値も陽性
胃粘膜の萎縮が進んでいます。
胃がんの発症するリスクが高く、精密検査が必要です。
ピロリ菌は除菌しましょう。

D群:ピロリ菌は陰性でペプシノーゲン値は陽性
ピロリ菌が住めないほど胃粘膜が委縮しており、胃がんの発症リスクが極めて高いレベルです。
速やかに医師へご相談ください。

このように、胃がんのリスクを血液検査により数値化して胃検査の苦痛を軽減させた、
分かりやすい検査になっています。

費用も胃カメラ検査などと比べると安価なため企業健診などでは、胃検診のスクリーニング検査として
導入している企業も増えてきています。

デメリットとはないのかな?

・デメリットとしては、保険診療ではないため自費での支払いになります。
4000円~5000円くらいの金額設定になっている医療機関が多いようです。
・危険度が低いと診断されても胃がんになる可能性が全くなくなった訳ではありません。

勿論、完璧な胃検診ではありませんが、胃の治療もしたこともないし症状もないけど、胃の疾患は
心配だという方は
医師へ相談してみては如何でしょうか?
日本医科大学健診医療センター

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