こんにちは、teruraです。
形のあるものは時間の経過とともに必ず崩れ、やがてなくなります。
ほんの少しの時間であっても、見た目には分からなくても確実にその形は変化しています。
しかし、人は形にこだわり見た目の美しさだけで判断することも多くあります。
形のないものの方が大切にしなければならないものがたくさんあると分かっているのに。
大切な人からのプレゼント
大切な人からのプレゼントが壊れたり、なくしたりしたとしても「大切な人からプレゼントをもらった」という事実は永遠になくなりません。
そして、そのプレゼントを通して共有してきた時間も永遠になくなることはありません。
プレゼントに執着するのではなく、誰から、どんなシチュエーションでプレゼントをもらったのか、そのプレゼントを通じてどんな素敵な思い出ができたのかが大切です。
そう考えると、価値あるものとは形のないものの方が多いように思えます。
欲しかった腕時計
例えば、誕生日に彼女からもらった腕時計、あなたが前から欲しかった時計です。
もらった瞬間にあなたは大喜びです。
だって、大好きな彼女から、しかも前から欲しかった時計をプレゼントされたのですから。
それからは、彼女からプレゼントされたお気に入りの時計を毎日のように身に着けています。
彼女とのデートのときにも勿論、ふたりの楽しい時間を刻み続けくれています。
ふたりの思い出とともに時を刻みながら一番近くで見守ってくれている大切な時計です。
しかし、そのお気に入りの時計をうっかりとどこかに失くしてしまいました。
一生懸命に探しましたがみつかりません。
彼女には時計を失くしたことを言えなかったので、仕方なく彼女に内緒で自分のお金で同じ時計を買って身に着けることにしました。
空っぽの腕時計
その時計は、彼女からプレゼントされた時計と見た目は全く同じ時計ですが、最初に彼女からプレゼントされた腕時計と同じでしょうか?
同じ時計ではないことを彼が一番よくわかっています。
だって、大好きな彼女との幸せな時間を刻んでくれた時計ではないのですから。
その後ろめたい気持ちは、何気ない行動にあらわれているみたいです。
彼からは何も言われずにいた彼女でしたが、彼の不自然な行動により女の直感とでもいうのでしょうか?ある日、自分がプレゼントした時計ではないことに気が付きます。
彼女は「あなたが前から欲しがっていた時計をプレゼントしたけど、あの時、私は時計だけではなく、あなたへの思いも一緒にプレゼントしたつもりです」「時計と一緒に私の思いも、これまで過ごした幸せな時間までも一緒に失くしてしまったの?」
その時に彼は気が付きます。
最初からなくしたことを素直に話しておくべきだったと・・・・。
彼女はせっかくプレゼントした時計をなくされたことを責めているのではありません。
形はないけど、彼女にとっては価値のあるたくさんの思い出が刻みこまれた心までも一緒に失くしてしまったことに対して怒っているのです。
形だけに囚われてしまい、見た目は同じ時計でも空っぽの時計を身に着けている彼のことが許せなかったのでしょう。
誰にだって失敗はあります
誰にだって失敗はあります。
完璧な人間なんていないでしょう。
ただ、何か失敗したときにどのように対応するかによって、その後の展開が大きく違ってくるということです。
たいてい、失敗というと人には言いたくなかったり隠したいことばかりです。その中でいかに誠実にその事実に向き合うことができるのか?ということが大切です。
形のない大切な物って?
形のない大切な物ってなんでしょうか?
愛情、幸福感、感謝、友情など、どれも大切な物ばかりです。
形のない分、大切な物はしっかりと心に刻み込んでいかないと、形がない分いつでも別の物へと変化してしまう可能性があるのです。
大切な物は、しっかりと自分自身の責任において守っていきたいですね。
さて、あなたならこのような場面でどんな行動をとりましたか?
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